身体の硬さを何とかしたい人に、まずお勧めすするのは「アルダ ウッターナーサナ」です
こんなお悩みありませんか?
- 身体が硬くて嫌になる
- 身体が柔らかくなりたい、柔らかい人に憧れている
- 自己流で柔軟運動をがんばっているけど効果が出ない
- 効果的な柔軟方法を知りたい
- 前向きな人になりたい・・・
「身体が硬いか、柔らかいか。」これは健康的か否かを語る時、自然に出る話題です。
身体が硬い事は不健康の代名詞になるくらい「私身体が硬くて・・・」と嘆いている人は多いです。そして「私もなんですよ」とお互い共鳴し合います。
一方身体が柔らかい人は、それだけで健康的なイメージを持たれ、みんなから羨ましがられます。
「身体は柔らかい方が良いに決まっている」これは万人に共通する感覚なのですね。
そこで身体が硬くて何とかしたい、柔らかい人になってみたいと実はずっと憧れているあなたに
まず最初に半分の前屈「アルダ ウッターナーサナ」がおすすめです!
「アルダ ウッターナーサナ」って何ですか?っていう人も多いと思います。
「アルダ ウッターナーサナ」は「太陽礼拝」3番目のアーサナ(ポーズ)です。
一つ前の「ウッターナーサナ」は息を吐きながら深い前屈をするアーサナでしたが、今回の「アルダ ウッターナーサナ」は、そこから息を吸って、前を向くアーサナです。
前屈しながら前を向いて背骨を伸ばす「アルダ ウッターナーサナ」
そんな「アルダ ウッターナーサナ」の魅力をお伝えします!
アルダ ウッターナーサナの由来
- 日本語:半分の立位前屈
- サンスクリット語:Arda Uttanasana アルダ・ウッターナーサナ
arda=半分 ut=強く、入念 tan=伸ばす、広げる (uttan=入念に伸ばす) asana=体位、ポーズ - 英語:Standing Half Forward Bend(スタンディング ハーフ フォワード ベンド)
Standing=立位の Half=半分の Forward=前方に Bend=曲げる、曲がる、折り曲げる
その名の通り、ウッターナーサナに「アルダ」(半分)という意味がついた、「半分の立位前屈」「前屈して前を向く」アーサナ(ポーズ)です。
アルダウッターナサナの効果
安全に着実に柔軟性が高まる
アルダ ウッターナーサナは、半分の前屈です。
半分の前屈を徐々に深めていくことは、筋肉や関節を痛めず安全に柔軟性が高まります。
フルの前屈よりも安全にハムストリングやふくらはぎを伸ばす事ができるからです。
ほとんどの人が、最初は半分の前屈さえもきつく感じると思いますが、ブロックを手の下に置いてぜひ練習してみて下さい。
身体が伸びる気持ち良さを味わいながら、柔軟性が高まっていきます。
ブロックって何?って思われた方はこちらをどうぞ!
姿勢が良くなる
アルダ ウッターナーサナは、背骨を前に引き伸ばします。
私たちは日々重力の影響で、どうしても骨と骨の間が詰まってきます。
加齢とともに首が短くなってきたり、身長が低くなったりするのは、そのあと元に戻す対策をしてこなかった結果です。
今日からアルダウッターナーサナで、縮んだ骨と骨の間を広げる対策をしましょう。
背筋が伸びると、姿勢もきれいになります。
腹部の引き締めと背筋、体幹の強化
前屈から半分上体を起こすには、背筋が必要です。
そして、その姿勢を保つためには腹筋も必要です。
背筋と腹筋が同時に鍛えられ、強い軸のある身体が身に付きます。
気持ちが前向きになる
心と体は連動しています。
背骨、目線が前方に向く動きは、気持ちごと前向きにします。
陸上のクラウチングスタートを思い出して下さい。
重心を低くしてエネルギーを前方に向けてチャージするスタート姿勢です。
アルダ ウッターナーサナも同じです。
身体の方から前向きな気持ちを作っていきましょう。
アルダ ウッターナーサナのやり方
基本のアライメントはウッターナーサナ
「アルダウッターナーサナ」は「ウッターナーサナ」の延長です。
「ウッターナーサナ」で息を吐きながら下方向に背骨を伸ばしたあと、息を吸いながら前方向に背骨を伸ばすのが「アルダウッターナーサナ」です。
下半身はウッターナーサナと同じです。
ウッターナーサナって何?と思われた方は、こちらをどうぞ!
気を付けたいポイント
- 背骨は曲がらない・・・ウッターナーサナ同様、背骨は絶対に曲がらない。股関節からの屈曲はそのままに背骨は真っすぐ前方に伸ばします。背骨が曲がっているかどうかは片手を腰椎に当ててみてください。ボコッと骨が出ていれば曲がっている証拠です。
- 首はすくまない・・・「前方に伸びる」に気を取られ、頭だけ上げても意味がありません。背骨から頭まで流れを真っすぐ1本通して下さい。背骨が曲がっているのに頭だけをひょいと上げると、もれなく首がすくみ、エネルギーの流れもプツンと途絶えます。
首がすくんでいるかどうかも片手を首の後ろに当ててみて下さい。しわができていたり、肩が上がって詰まっていたらすくんでいる証拠です。 - お尻は引かない・・・かかとの上にお尻がくるようにしましょう。お尻が後ろに引けてしまうときは、遠慮なく膝を曲げて下さい。
- 体重は足裏均等に・・つま先重心、かかと重心にならないよう、体重はどちらにも均等に乗せましょう。
優先すべきは背骨
背骨をひたすら長いまま伸ばし続けてください!
1番優先すべきは、真っすぐな背骨です。
背骨が曲がってしまうくらいなら、迷わず膝を曲げましょう。
指先でマット(またはブロック)を押し、下半身の安定感を保ちながら
息を吸いながら、腰、背骨を前に伸ばします。
視点(ドリスティ)
ウッターナーサナでは自分の鼻先、または両足の間を見つめていました。
アルダウッターナーサナではそこから少し前方に移すくらいで大丈夫です。自然に目線が上がった所を見つめましょう。
アーサナ中は、「自分の体が今どういう状態か」集中する時間です。
「視点」目線はキョロキョロしないよう、一点を見つめましょう。
柔軟性を手に入れる近道は「アルダ ウッターナーサナ」です
「アルダウッターナーサナ」いかがでしたか?
すでに柔軟運動を始めていて、あまり効果が感じれていない人・・・
身体が柔らかくなりたいけど結局何もしていない人・・・
どちらも今回紹介した「アルダウッターナーサナ」、ぜひやってみて下さい!
休憩時間やちょっとした空き時間に、オフィスの机に手をかけてやるのもおすすめです。
真っすぐな背骨の伸びを前方に保ちながら、半分前屈する事は、いつでもどこでも出来ます!
地道にこの練習を続けていると、知らぬ間にあなたの柔軟性は高まっているでしょう。
「身体が硬い人」から「身体が柔らかい人」へ、憧れを自分のものにしましょう♪
以上、自宅で出来るヨガ「アルダ ウッターナーサナ」柔軟性と前向きなエネルギーを手に入れよう!でした。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます ᗢao╯