背骨は一家の大黒柱
ヨガとピラティスでは、「背骨の重要性」を大切にしています。
それは「背骨」を家に例えると「大黒柱」にあたるからです。
「大黒柱」が家の中で最も重要な柱だという事は、誰もが知っているはずです。
「一家の大黒柱」という表現があるように、一家を中心となって支える重要な存在なのです。
「背骨」がどこにあるのか、分からないという人はきっといないでしょう。
でも「背骨」にどんな役割があるのか、はっきり明確に分かる人は少ないです。
知れば知るほど大切にしたくなる、「背骨」について詳しく見ていきましょう。
背骨の役割
体を支える
背骨は「脊柱」とも呼ばれ
頭蓋骨と直接つながっている頚椎部分に始まり、
胸骨と直接つながっている胸椎部分、
骨盤と直接つながっている腰椎部分からなっています。
普段私たちが当たり前のように立ったり、座ったりできるのも、背骨が私たちの体を中心で支えているからできることなのですね。
体を動かす
背骨は硬~い1本の棒ではありません。
「椎骨」というブロックの形をした骨の集合体です。
因みに全部でいくつあるか数えてみましょう!
- 「頚椎」・・・7個
- 「胸椎」・・・12個
- 「腰椎」・・・5個
全部合わせて24個ありました。
この24個のブロックが、一つ一つ動くことで、前にかがんだり、後ろに反ったり、左右に側屈したり、右に回転したり、左に回転したりすることが、可能なのです。
神経を保護する
人間にとって最も大切な中枢神経は「脳」と「脊髄」です。(それ以外の神経を末梢神経と言います)
その「脳」から続いている重要な神経「脊髄」を守っているのが背骨です。
「脊髄」は脳からの指令を各方面、体の隅々まで送っていて、
この通り道を確保し、保護することは背骨の重要な役目なのです。
私たちは常に重力の影響を受けている
「宇宙飛行士の人が宇宙に行くと、1~2㎝身長が伸びる」という話を聞いたことがありますか?
これは椎骨と椎骨の間のクッション(椎間板)が、重力がなくなると伸びるからです。
普段地球上で生活している私たちは常に重力の影響を受け、年齢を重ねていくと身長が縮んでしまうというのはよくあることです。
また椎間板自体も若い頃にはふっくらとハリがあったのに、年々弾力がなくなっていきます。
この状態でもし何らかの圧力が加わるとどうなるでしょう?
椎間板はくちゃっと潰れてしまいます。
椎間板が押し潰され、神経を圧迫してしまうことをヘルニアと言います。
ヘルニア(hernia)はラテン語で脱出という意味があり、
椎間板が「本来の正しい位置から脱出した状態、飛び出した状態」なのです。
「ヨガ」と「ピラティス」で若々しい背骨を手に入れよう!!
「ヨガ」と「ピラティス」で椎間板がふっくらとした若々しい背骨を取り戻し、それを維持しましょう!
背骨を長く保つこと
背骨ひとつひとつを柔らかく動かすこと
「ヨガ」と「ピラティス」には背骨を健康的に保つ動きがいっぱい詰まっています!
背骨の※アライメントが整うと、縮んだ身長が伸び、姿勢がよくなり、見た目も若々しくなります。
※アライメント/alignmentとは、理想的な骨と骨格筋の配置のことです。
align(動詞:アライン)は、整列させるという意味があります。
「背骨の重要性」いかがでしたか?
以前私の身長は161.3cmでした。ところが「ヨガ」と「ピラティス」を始めてから職場の健康診断で身長を測る度じわじわ伸び、今では161.9cm~162.1cmをいったりきたり(大人になってから身長が伸びるなんてびっくりです!)
ぜひ、いつまでも若々しい「背骨」のために「ヨガ」と「ピラティス」を始めて下さい!
すでに始めている方は、「背骨のアライメント」をさらに意識して取り組んで下さいね♪
以上、人生が変わるヨガ・ピラティス「背骨の重要性」若々しい背骨を手に入れよう!でした。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます ᗢao╯